早咲きのヤマザクラが咲くと、雑木林は新緑の季節を迎えます。芽吹きは下生えの木から始まります。
左 クロモジ(黒文字)
降雪地方ほど大きくはなりませんが、 公園上部の雑木林の中にたくさん生えています。この木の香りは餡(あん)と相性がいいようで、茶道では主菓子用の箸やようじに使われています。
中 アオダモ(青櫤)両性花・雄花
雄花の方が白くて綺麗です。雑木林の中にたくさん生えていますが、ほとんどが小さい木なので、あまり花は見られません。
下 ヤマブキ(山吹)・ツクバネウツギ(衝羽根空木)
ウツギには、スイカズラ科のハコネウツギやツクバネウツギとユキノシタ科のウツギやヒメウツギ、アジサイ科のノリウツギがあってややこしい。
左 モミジイチゴ
6月になるとオレンジ色の実がなります。
中 ウワミズザクラ(上溝桜)・ガマズミ(莢蒾)
下 ウワミズザクラ・オトコヨウゾメ(男莢迷)
ガマズミとオトコヨウゾメは同じ科で花も似ています。ガマズミの古名がヨウゾメなので同じ漢字が当ててあるようです。
左 フジ
下 サンショウ(山椒)-雄花-・ハナイカダ(花筏)-雄花-
サンショウの雄花は、花山椒として利用されています。佃煮にしても美味です。残念ながら公園内は採集禁止です。
左 カマキリの孵化
左 タンポポの綿毛
下 マムシグサ(蝮草)・チゴユリ(稚児百合)
左 ホタルカズラ(蛍蔓)
草地で見られます。丈夫で可愛い花なので、園内でただ今増殖中です。
中 ラショウモンカズラ(羅生門蔓)
花がカキドオシと 似てますが、園内ではそれほど見ません。
下 カキドオシ(垣通し)。ヒトリシズカ(一人靜)
左 ニリンソウ(二輪草)
数は少ないですが、公園内に自生しています。
下 ヒメハギ(姫萩)・シャガ(射干・
最後に「雑草」と呼ばれている花をいくつか。
左 タネツケバナ(種付け花)
中 カラスノエンドウ・ムラサキケマン(紫華鬘)
下 キュウリグサ(胡瓜草)・ヘビイチゴ(蛇苺)