近年、自然環境の保護が謳われています。
原生林の樹を伐らないようにして、守るのも大切ですが、里山の樹木を利用しながら育てていくのも大切なのではないでしょうか。
森林の保護育成を考えると、樹木を利用する側から学習することも大切です。森を利用するのは、経済的な理由だけでないことは、周知のことと思いますが、杉の植林が一気に増え、その林が荒廃していったのは、経済的な観点によるところが大きいのは、論を待たないことでしょう。
いままで、我々の先輩が身の回りの材を使ってきたのとは違う方法でも、この先、いろいろな材が日常的に使えるようにできれば、特定の針葉樹の林ばかりではなくて、その土地にふさわしいいろいろな広葉樹を含んだ森を増やせるのではないでしょうか。
秩父山里文化研究会は、『Mahora稲穂山(旧ムクゲ自然公園)』をホームグラウンドにして、まず、公園内にある雑木林の間伐を行っています。そして、公園のストーブや薪ストーブを利用している方が薪として利用しています。これは、今でも本会の活動の主体をなしています。
次に間伐材を使ってキノコ作りをしています。シイタケをはじめ、原木栽培のできる、いろいろな木に合ういろいろなキノコを作っています。
そして、間伐材を使った木工作。
それから‥‥
これからも、雑木林が維持できるような、「産物」や「遊び」を開発していきたいと考えています。
また、
森のことを知るのには、実際に森の中に入って探索するのが一番です。ムクゲ公園の雑木林を利用した自然観察会を行っています。
森にはいろいろな樹があったほうが、楽しいですよね。
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